【成田⇒アテネ】【アテネ⇒羽田】中国国際航空(AIR CHINA エアチャイナ)搭乗記 ~北京乗継ぎ 2025GW~

ヨシ夫
ヨシ夫

去年に続いて今年2025年のゴールデンウィークも、中国国際航空のエコノミークラスでヨーロッパへ行ってきたので、ブログにレビューを残しておこうと思います。

※今回の記事内容は2025年5月時点のものになります

中国国際航空(エアチャイナ)をまた選んでしまった理由!

ギリシアへは日本からの直行便がないので、必ずどこかで乗り継ぎが必要です。検索してみるとだいたいこんな感じでした。

ざっくり飛行時間ざっくりエコノミーの価格
(往復/1人。予約当時)
JAL、ANA、欧州便など
(欧州乗継)
約14時間+約2~3時間40~60万円
中国国際航空 AIR CHINA
(北京乗継)
約11時間+約4時間約20万円
どちらも最終目的地はアテネ
ヨシ美
ヨシ美

メリットがエアチャイナに集中している…!

北京⇔アテネは週3便しか就航していないのですが、日程がバチッと合えば最強です! むしろ寄せていきたいところ!

中国の航空会社は、ロシア上空を飛んで最短距離でヨーロッパまで行くことができるため、飛行時間が短いんです。

一方、日本やヨーロッパの航空会社だとロシア上空を迂回するため、ヨーロッパ方面への渡航は2時間ほど余計に掛かってしまいます。

2025年5月現在、ロシアの領空を通過できるのは、中国の航空会社を除けば、エミレーツ航空やカタール航空、ターキッシュエアラインズ、エア・インディア、エジプト航空など、ロシアに対して明確に敵対的な立場を取っていない国の航空会社に限られています。

ロシア上空を飛べることをメリットと感じるのは複雑な気持ちではありますが、格安と時短とYOSHI家の都合から飛行機をサーチしていると、やはりまた中国国際航空にいざなわれていきました。

中国国際航空(エアチャイナ)のメリット・デメリット

中国国際航空を利用した感想は、良くも悪くも一年前からあまりアップデートされていませんでした。

乗客は、9割が中国人で、残りの1割が欧米人、韓国人、日本人、ぐらいだった感じです。

良かった点

とにかく安い!

羽田空港 第3ターミナル発着がある!

③ロシア上空を飛べるので、ヨーロッパ方面の飛行時間が短い!

④スターアライアンスの加盟航空会社なので、ANAマイルが貯まる

悪かった点

①窓口チェックインや荷物を預けるのに時間が掛かった

オンラインチェックインや、空港での自動チェックイン機が使えない(または超難しい)

北京首都空港では、乗継ぎだけの時でも厳重なチェックがあり、順番によっては時間が掛かる(ダッシュすればある程度回避可能)

機材が古いこともあり、モニターや充電用コンセントは壊れがち

⑤アテネ便に関しては週3便しかない

※北京⇔アテネ便に関しては週3便しかないので、日程によっては検索に引っかかってこないこともあります(2025年5月現在)

①安さ②羽田発着の便利さ③飛行時間の短さは申し分ないですが、それに加えて今回もフライトの遅延や預け手荷物の紛失はなく、大変快適なフライトとなりました

往路も復路も北京で乗換えますが、出発地で預けた荷物はそのまま最終目的地のアテネや日本に運ばれます

また中国国際航空はフルサービスキャリア(FSC)なので、食事やドリンクの提供があり、座席の指定や一定量の預け荷物も料金に含まれています。

ヨシ夫
ヨシ夫

ドリンクサービスには、ビールなどのアルコールもあります!

④ANAマイルについてはチケット予約時にマイル登録ができました。コードシェア便の場合などは積算率や積算可否が異なる場合があるそうなので、事前に確認した方が良いです。

また、治安について心配する声もありますが、私たち自身が不安に感じる場面は一度もありませんでした。

①チェックインや荷物を預けるのに時間が掛かった/②オンラインチェックインや、空港での自動チェックイン機が使えない(または超難しい)
ヨシ美
ヨシ美

空港に到着したのは出発2時間半前でしたが、昨年同様、今年もちょうど1時間並ぶことになりました。

前日にアプリでオンラインチェックインを試みましたが、確信が持てる結果を得られず諦めました。預け荷物があるので窓口に並ぶことはどのみち避けられないですしね。

空港にオンラインチェックイン機らしきものはありますが、挑んでいる人たちを観察していても成功者は現れず、皆、約1時間の列最後尾に並び直していました。

ただ何故か、満席だったアテネ⇒北京便搭乗の際、アテネ空港で中国人による待機列はできておらず、待ち時間は0でした。そんなラッキーなこともありますが、中国国際航空機に搭乗する際は1時間列に並ぶ覚悟と時間の余裕は引き続き必要だと思います。

③北京首都空港では、乗継ぎだけの時でも厳重なチェックがあり、順番によってはかなり時間が掛かる(ダッシュすればある程度回避可能)

北京首都空港では、乗継ぐだけなので入国する必要はありませんが、何故か厳重な手荷物検査があります。

バッテリーは出すよう言われます
相変わらず100%反応します
そしてしっかりボディチェックされます

昨年は液体ボトルは目薬に至るまですべて鞄から出すよう指示されましたが、今年はされませんでした。水のペットボトルをうっかり鞄に入れたままだったけど止められず。

ただ、引き続きカメラやスマホのバッテリーだけは厳しく何度も確認されました。鞄から出せばOKです。

そして、昨年の教訓を生かして到着ダッシュしたのが功を奏したのか、あるいは他の到着便がかち合わなかったせいなのか、昨年約1時間掛かった手荷物検査を、今年はほとんど待たずに通過できました。

④機材が古いこともあり、モニターや充電用コンセントは壊れがち

2024年の記事でも少し触れましたが、機内のモニターやコンセントが満足に機能するとは限りません。

2人で4回乗って8席試したうち、1席はリモコンが謎の動きをし、別の1席はモニターがONにならず暗いままでした。

時間を潰すための動画や読み物はあらかじめ自分の端末にたっぷりダウンロードしておくことを強くオススメします。

唯一のゲーム。タッチパネルも反応せず、リモコンでも「START」を押せませんでした。

また機内のコンセントについても、2席に1つしかないですし、羽田⇔北京の小さめの機材だとコンセントが付いていないこともあるため、残念ながらアテにしない方が良いです。

機内でのモバイルバッテリー使用は、発火・発煙の危険があるので禁止されているため、コンセントが使えなければ充電は諦めるしかありません。

端末は搭乗前にフル充電しておき、低電力モードをONにしたり、寝てしまうなど、バッテリーを節約しながら10時間のフライトに耐えましょう!

ちなみに、機内のコンセントは恐らくマルチタップでしたが、日本のAタイプで試して反応が悪かったのでCタイプを使いました。それでも非常に外れやすく接触も悪かったので、ユーザー側で選択肢を多く持っていた方が無難です。

⑤アテネ便に関しては週3便しかない(今回のフライトスケジュール)

中国国際航空の北京⇔アテネ便は週3便しかないので、自分のスケジュールや東京⇔北京便と合わせるのが少し大変でした。

今回はある程度時間に余裕があったので、中国国際航空に思いっきり寄せました。そのため、往路は乗継時間はめちゃくちゃ長いし、羽田空港ではなく成田空港を利用しています。

往路
日曜発
1便目15:15 成田空港 第1ターミナル発
   ↓ フライト時間 3時間50分
18:05 北京首都空港 第3ターミナル着(日本時間19:05)
乗継時間 8時間25分
2便目02:30 北京首都空港 第3ターミナル発(日本時間3:30)
   ↓ フライト時間 10時間50分
08:20 アテネ空港(日本時間14:20)
復路
火曜着
1便目14:15 アテネ空港(日本時間20:15)
   ↓ フライト時間 10時間05分
翌05:20 北京首都空港 第3ターミナル着(日本時間06:20)
乗継時間 2時間55分
2便目08:15 北京首都空港 第3ターミナル発(日本時間9:15)
   ↓ フライト時間 3時間10分
12:25 羽田空港 第3ターミナル着

往路の乗継時間は、「プライオリティ・パス」を使って北京首都空港のラウンジで過ごしました。おかげで体力もスマホもフルチャージできました。

中国国際航空のシート

座席の広さは、他の航空会社の機材と同じぐらいです。

昨年の記事には少しシートが硬いと書きましたが、今年はあまりそう感じなかったです。慣れたのかも。

枕は首元や腰に当てるのではなく、大胆に上に座ってみたんですが、良い感じに尾てい骨を支えてくれて快適でした。シート側のヘッドレストの両脇を立たせてヘッドロックすることで、快適に寝ることもできました。

北京首都空港でのラウンジ(プライオリティ・パス)

ヨシ夫
ヨシ夫

昨年と同様「プライオリティ・パス」を使い、北京首都空港でもラウンジを利用してきました。

中国国際航空が発着する第3ターミナルで、2024年のゴールデンウィーク時は「FIRST CLASS LOUNGE(ファーストクラスラウンジ)」と「BUSINESS CLASS LOUNGE(ビジネスクラスラウンジ)」に入れましたが、残念ながら改悪されてしまって、今年は「BGS Premier Lounge(BGSプレミアラウンジ)」のみが利用可能でした。

以前の2つのラウンジより食事の種類や席数は減りましたが、必要十分なサービスがありました。混んでいなければ超快適です。

6:30~19:30には温かい食事をいただくことも可能でした。それ以外の時間だとカップラーメンやパンやりんごなどがあり、ドリンクはアルコールから中国茶まで各種揃っています。

ただし、シャワーブースは男女各1室のみで予約はできませんでした。タイミング勝負です。

また、荷物を預けておけるロッカーがありました。シャワー利用時や、食事ピックアップでちょくちょく席を外す時も安心ですね。

YOSHI家反省会

今年の北京首都空港は何故かあまり混雑しておらず、乗換時もラウンジ使用時も待ち時間はほぼありませんでした。

日本のゴールデンウィークと同様、中国にも「労働節」という休日があり、5月1日~5日がそれに当たります。

我々が北京首都空港を利用したのは4月27日(日)や5月6日(火)だったのでギリギリ重なりませんでしたが、日程や曜日が少しずれていたら混雑具合が大きく変わっていたかもしれません。

タイミングや運にも左右されますが、それはどの飛行機でも同じ。

まあでもこの格安と時短のメリットがある限り、嫌な事があってもネタにしながら、この先も利用し続けると思います。

良かった点

とにかく安い!

羽田空港 第3ターミナル発着がある!

③ロシア上空を飛べるので、ヨーロッパ方面の飛行時間が短い!

④スターアライアンスの加盟航空会社なので、ANAマイルが貯まる

悪かった点

①窓口チェックインや荷物を預けるのに時間が掛かった

オンラインチェックインや、空港での自動チェックイン機が使えない(または超難しい)

北京首都空港では、乗継ぎだけの時でも厳重なチェックがあり、順番によっては時間が掛かる(ダッシュすればある程度回避可能)

機材が古いこともあり、モニターや充電用コンセントは壊れがち

⑤アテネ便に関しては週3便しかない

一年間の中国国際航空の記事のまとめと同じですが、再掲します。

中国国際航空を利用する時の心構え

いつもより少しだけ時間と心に余裕を持って搭乗しよう!

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